ネパールの生き神様と世界的に活躍する高僧に会う特別な時間★チベット&ネパール視察記NO.7
2019年7月14日 コラム チベット, ネパール, 光一, 西川眞知子
ネパールの生き神様と世界的に活躍する高僧に会う特別な時間
エネルギーワーカーの光一さんとアーユルヴェーダの第一人者・西川眞知子さんと10月31日~11月10日にかけて実施する「ヒマラヤ・スピリチュアル・ゾーン~チベット・ネパールへの旅~」の視察レポート、今回は7回目です。
ポカラで1泊し、カトマンズに戻りました。そこからパタンという旧王宮のある場所へ。道路はバイクと車、人でごった返しています。あちこちからバイクが入り込んでくるので、歩くのも大変。アジア的風景を感じました。
◆パタンの旧王宮街
◆石の彫刻が素晴らしいです。
旧王宮の中に入り、石の彫刻の建築を楽しみます。そして周辺をぶらぶらし、ゴールデンテンプルと呼ばれる仏教寺院に行きました。ネパールはヒンデゥ教が多いのですが、ネワール族と言う古くからこの地域に住んでいる人々が仏教を信仰しています。
◆ネワール族の仏教寺院ゴールデンテンプル
そして、ローカル・クマリに会いに行きました。クマリとは生き神様として信仰されている少女神です。クマリはネワール仏教徒の家から初潮前のケガや病気のいない少女が選ばれ、生き神として崇められるものです。
この生き神様は世界的に見ても珍しく唯一と言っていいそうです。クマリは人々の病気治癒や願望成就の祈願などを行い、街の邪気を祓い、人々に反江と成功の力を与えると信じられています。
◆クマリにビンディをつけていただきました
カトマンズにはロイヤル・クマリがいて、通常は元王宮の窓から手を振ってくれるのをみるだけですが、隣街のパタンにもローカル・クマリがいて、こちらは、直接、接見することができるのです。
私たちが訪問した時は体調がすぐれなかったようで、少しだけご機嫌がななめでした。本番のツアーでも、パタンのローカル・クマリに会いに行きます。世界で唯一の生き神様制度の少女神、その人にお会いできる経験は貴重な体験になるかと思います。
そして、次はカトマンズのスリダル・ラナ・リンポチェという方のお寺に訪問しました。せっかく皆さんとネパールに行くので、なかなか会うことができない人とツアー参加者の皆さんが会う機会を作りたいとオファーを出していました。
◆リンポチェの寺院には六道輪廻の壁画がありました
そこでこのスリダル・ラナ・リンポチェという方のお名前が出てきました。ネパールでは有名な僧らしく、現地ガイドは仏教徒であることもあり、ガチガチに緊張していました。
来年(=今年の11月)ツアー参加者の皆さんとリンポチェの元に訪問したい、そのお願いに行きました。リンポチェが私たちとお会いして判断するということを聞いていたのでガイドの緊張が私にも移り、私もガチガチに緊張しました。正直、話が緊張で飛び飛びになっていたと思います。
結果、リンポチェは、心よく受け入れてくださることになり、ツアー当日は「観音菩薩の灌頂」までしていただけることになりました(内心やった~と・・・)
ご承諾をいただき、寺院を出た時は、重圧から解放され、ほんとにホッとしました。ツアー参加者にとって、他では経験できないような貴重な体験をしていただけることが何よりの目的なので・・・。
スリダル・ラナ・リンポチェは、ラナ家という有数の名家の出ということです。そして、リンポチェは、日本でも禅を修行したことがあるそうで、私たちに日本に行ったことがあるよと話していただきました。その後、チベット仏教のゾクチェンを習得し、サキャ派からリンポチェとマハーヨーギ(偉大なヨガ行者)、ヴィデャーダラ(智慧の保持者)の称号を得たそうです。
スリダル・ラナ・リンポチェはカトマンズのみならず、アメリカとイギリスに僧院(サンガ)を持っていてそこにも弟子がいます。まさに世界的に活躍されているので、ツアーで私たちが行く時にネパールにいるかどうかがわかりません。でも、スケジュールを合わせてくれました!
◆リンポチェにカタ(白い布)をかけていただきました
こちらもクマリ同様に参加者にとっては貴重な体験となることと思います。やはり、大勢で行くツアーは、バスで移動できるのでダイナミックにいろいろな場所にいけること、普通は簡単に会えない方と会うことができること、そして、参加者の皆様が仲良くなり友達がたくさんできることなどの利点があげられると思います。そうした点でクマリやリンポチェに会うことができるのは、特別な経験になるのだと思います。