天空の聖なる湖と五体投地、チベット占星術、密教美術タンカの世界★チベット&ネパール視察記NO.4

2019年7月12日 コラム , , ,

視察記4


天空の聖なる湖とチベット占星術、密教美術タンカ

昨年の11月、エネルギーワーカーの光一さんと風の旅行社の中村さんと、チベットとネパールを旅しました。この旅は、今回そのエネルギーワーカーの光一さんとアーユルヴェーダの第一人者・西川眞知子さんと10月31日~11月10日にかけて実施する「ヒマラヤ・スピリチュアル・ゾーン~チベット・ネパールへの旅~」の視察でした。その視察レポートをお届けいたします。

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◆ツアーに同行する講師、西川眞知子さんと光一さん

その視察記、今回は4回めです。

まず朝一でラサで一番人気というチベット占星術の僧侶に会いに行きました。8時というのに人がずらっと並んでいます。このチベット占星術は朝にしないと当たらないそうなんです。ツアーではホテルに来てもらい希望者の方に特別に有料ですがプチ占いをしていただくお約束をいただきました。

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◆チベット占星術のクショ・プンツォ氏。

そして、今回の旅で一番高い場所へ。ラサから車で3時間半くらいの場所だったと思います。チベット人が聖なる湖とするヤムドク湖へ行きました。湖畔がエメラルド・ブルーに輝き、何とも言えず綺麗なのでした。

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◆聖なる湖ヤムドク湖の向こうにはヒマラヤ山脈が見えます。

標高が5,000m近い峠、そこに4,998mの標識もあり、私の人生で一番高いところに立ちました。当然、空気は薄い。そこは常に深呼吸を続け、身体的には全くトラブルがありませんでした。

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◆標高4,998mの峠です。

その峠の眼下にはエメラルド・ブルーの美しい湖が広がります。見る角度や空模様によってその湖面の色が様々に変化するためにトルコ石の湖と呼ばれていているそうです。トルコ石はチベットの人達にとってはとても大切な石のようです。

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◆湖畔にはヤクがいました。

天気はよかったのですが、私が行った日は風が強かったです。湖畔には放牧されているヤクがいました。

ヤムドク湖はチベット人にとっては、聖なる湖、4,000mを超える大地に天の光を受け紺碧に輝く湖。その湖畔に立つことは、日本では絶対に味わうことができない貴重な体験。私も魂が震えるのを感じました。ここではきっと光一さんや西川さんが、天のエネルギーを受け取るワークをやっていただけることでしょう。

そしてラサに戻り、サンゲ・ドゥングとセラ寺へ。

サンゲ・ドゥングはポタラ宮のはす向かいのチャクポリ(薬王山)の裏にある、巨大な岩に彫り込まれた磨崖仏。周辺を含めた石刻群は、大小1,000体を超える仏像が彫り込まれているといわれ、その前では多くの人が、五体投地をしています。

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◆サンゲ・ドゥング

私もチベット人のガイドに教えてもらい五体投地をしてみました。全身を地面に投げ出すのが、とても心地よく仏に身を委ねるという感覚がしました。ぜひツアーに行った皆さんとやりたいですね。

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◆五体投地しているチベットの人

そしてセラ寺は、問答の寺とも言われ、1419年にチベット仏教ゲルク派の開祖ツォンカバの弟子が建てた僧院です。20世紀初頭に、2人の日本人、河口彗海と多田等観が滞在し学んだことで知られているようです。

私は多田等観さんの本を読んだのですが、大正時代にすごい僧侶が日本にいたことを知り、とてもビックリしたとともに大きな感銘を受けました。そのことを舩井幸雄・comというサイトに感想を書きました

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◆セラ寺の入口

そのセラ寺の中庭では、全身をフルに使った仏教教義の問答が行われています。問答ですから問う者と答える者に分かれ、問う=質問者は見栄を切るような大ぶりな仕草で質問し、それに答える者は座りながら、回答します。こうした試験が僧にはあるようです。

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◆チベット僧の問答の様子

そのそばの印経院には、いわゆる砂マンダラがありました。緻密に描かれたマンダラが素晴らしい。とても砂で描いたとは思えません。こうした作業は僧の修行の一環として行われるとのことです。日本でもチベット文化を紹介するイベントで砂マンダラを描くパフォーマンスが行われることがあります。

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◆美しい砂マンダラ

ホテルは旧市街のど真ん中にあり、数々の商店があります。チベット密教美術のタンカを販売するお店もあります。私はそこで文殊菩薩のタンカを購入しました。今回のツアーでは、特別にタンカ屋さんをホテルにお呼びし、展示販売会もやる予定です。なぜなら、そこにはある意味合いを持たせているからです。

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◆タンカ屋さん、手書きで精密な絵を描いています。

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◆私が購入した文殊菩薩のタンカです。

なにかというと、タンカに魂入れをするための開眼の儀式をお坊様を読んで行うからです。お土産物屋で購入したタンカは、ただの絵なのですが、開眼の儀式をすることにより、特別なものになっていくわけです。当然ながら通常はそこまでやりません。お店で気なるタンカを購入するだけですから・・・。この試みはツアーに参加した人だけの特典です。私が購入したタンカは、当然、普通に購入したので、開眼の儀式をやっていないので、ちょっとうらやましいです。


★★生と死、聖と俗が交錯するチベット&ネパールへ、いざ!★★

◆下記の画像をクリックするとツアー詳細ページに移行します。
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