魔法のようなリワインドセラピー『心・顔・体 全ての若返り』 ①

2015年7月5日 コラム

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子供の頃の話
子供の頃から、体に興味があり、いつも体のことばかり、質問していました。
苺を食べたら、何が何処でどうなって、私の体は、成長するのとか。
カタツムリを飼った時、人参を上げると、フンはオレンジ色。葉っぱをあげるとフンは緑色。私は、何を食べても、ほとんど同じ色。何故?とか。
10歳の頃、おなかが痛くて学校を休み、病院に行きました。すると、痛み止めのお薬が出ました。
「何故、おなかが痛くなったのかを聞きたくて病院に行ったのに、
 こんな物、もらっても意味がないじゃないか。」と言ってしまいました。
私は、腹が立って、思わずその薬をテーブルに叩きつけちゃいました。
すると、父が
父「正美いいか?風邪の時も、熱が出たら解熱剤。お腹が痛くなったら痛み止め。
 咳が出たら咳止め。今でている症状を緩和させるお薬が出るだけなんだよ。」と。
私「そんなの無駄じゃん。そんなの意味ないじゃん。」と言ってしましました。
父「今の医学は、対処療法と言って、症状を緩和させることをする。
お前が大人になる頃には、何がどうしてその症状になったのか、
わかるようになるといいね。」と説明してくれました。
私「そんなの嫌だ。ちゃんと元通りに治りたい。」と答えました。
何処がどうなって、その症状が出るのかの興味は、この日から始まったようです。

父親の話
正直、子供の頃は、父があまり好きではありませんでした。口数も少なく、ちょっと怖かったので。自分が結婚し、子供が出来ると、父親の優しさがわかるようになり、素敵な人だと思うようになりました。父はよく
「おばあちゃんが生きているから、まだ死ねない。死ぬと言う事には、順番がある」と。
おばあちゃんが亡くなると、「やっと順番が回ってきた。お前の家も、お姉ちゃんの家も建てたし、死ぬ準備は終わった。」と。
父は、工務店を営んでいたので、娘の家を建てるのが、喜びだと言ってくれていました。親孝行しなくちゃと思っていた矢先、耳の下が腫れ、悪性リンパ腫になりました。
「俺はがんで死ぬ」とも言っていました。宣言すると、現実になることって、多いですよね。1年後に亡くなりました。
人は、生きている時には、いやなところばかりを見てしまうけれど、死んだあとは、その人のいいところばかり思い出す。何故だろう?その時に、心に決めました。生きている時から、目の前の人のいいところを見て行こうと。
おしゃれな人に、おしゃれですねぇ~と言うと、にっこりと笑い、「ありがとう」と言ってくれます。嬉しい連鎖が好きです。これも、父から教えてもらった気がします。

整体を習い始めた時、師匠に
「私は、師匠も揉んでいただくと、肩こりも、腰痛も無くなりますが
 翌日には、また痛くなります。痛みを繰り返す施術ではなく
 痛みのない体を作るには、どうしたらよいのですか?」と尋ねると
「それは、君の体の癖だから、仕方がない。
 痛くなったら、また来い。」と言われ、ここでは術がないのなら
卒業して、他の所で勉強しようと思い、たくさんの所で、勉強しました。
そして今、ねじれこそが、老化の根源だと言うことに気付き、ねじり返す
『リワインドセラピー』を、作ってみました。
健康と美を、同時に考えてみると、人の体を、シンプルに考えてみようと思いました。
まずは、人の成り立ちから、考えてみましょう。
最初に、卵子に精子が飛び込む瞬間が、受精ですよね?
その受精の瞬間を、想像してみましょう。
卵子に精子が飛び込む時、穴が開いていないので
ぎゅ~っと、押し込んで・押し込んで、ぷすっと穴を開けて、入っていきます。
自分の体の中で、押し込まれてできた形の穴って、肛門しかありませんよね?
なので、人の最初は、肛門と決まります。
そして、卵子の、肛門に対して対角線上が、口と決まります。
口と肛門の間を、一気に脊髄と消化器官が出来上がります。
出来上がった脊髄に対して、左右から前に向かって、肋骨が伸びている形ですよね?

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この、肋骨が伸びる方向が、人の成長だとするならば、老化も同じ方向のようです。
ならば、逆に動かせば、若返るのではないだろうかと、私は考えました。
人も動物も、脊髄に対して、垂直に手足が伸びていきます。
動物は、垂直に伸びた手足の方向そのまま生活しています。
しかし、人は、垂直に伸びた手足は、2本の足で立った瞬間から、4分の1回転
下にねじれます。このねじれこそが、老化の真犯人なのでは?と、考えました。

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そして、人は、赤ちゃん ⇒ 子供 ⇒ 大人 ⇒ 老人
この方向も、みんな同じ。

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子供の頃、年齢を回れ右したい、と、母や姉に話すと、「馬鹿じゃないの?」と軽くあしらわれましたが、体の1部分づつを丁寧に見ていきますと、1方向にしか動かしていないことがわかりましたので、老化に対しての回れ右は、可能なようです。
例えば、ご飯を食べる時を見てみましょう。
箸で食品をつまむ時、手の甲は上を向いています。
口に入れる時には、甲は下を向きます。ねじる動きです。
2本の足は、横についているのに対して、1直線状を歩くので、1歩でも歩くと、ねじれます。右手と左足が同時に動くので、ねじっていますよね。
人は、ねじりながら、体を動かしていることがわかります。
ねじれの証拠は、手の指を見てください。
関節が、あちこち向いていませんか?ねじったら、逆方向にねじり返す。

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ちゃんととねじり返している人達がいます。バレリーナです。バーレッスンは、日常生活で、ねじれてしまった体を元の位置に戻すために、行っているそうです。ねじりながら使った体をねじり返して、元に戻す。それが、回れ右になります。
食器やおもちゃ等、使ったものは元に戻すように、使った体を戻すと言う考え方が、当たり前になったらいいのなぁと、思っています。

今津正美

今津正美さん

美調正 代表
一般社団法人 リワインドセラピー協会 代表理事
幼少期より整体を身近に、親しみながら過ごす。
息子の喘息がきっかけとなり、整体・気功を学び始める。
自ら「細胞ちゃんの通訳」として、体の細胞の声を聴きながら、カウンセリングを行う整体師。野口整体・英国式アロマセラピー・TDE式頭蓋脊髄仙骨調整法・フランス式アロマセラピー・カラーパンクチャーなど、様々な技術を習得。1994年埼玉県でサロンを開業。その後「外面も内面も美しく」をコンセプトとする「美調正」を考案。
2008年、東京・麻布十番に美容整体アンチエイジングサロン『美調正』をオープン。2009年、社会文化功労章受章。
2010年、アメリカ元大統領より、HEALTH FITNESS AWARD 受賞
2011年、サロン名『美調正』施術名 『リワインドセラピー』として、展開
2013年 一般社団法人 リワインドセラピー協会設立
2014年、イギリスより『DAME』授与。

◆著書  自力整形メソッド(主婦と生活社)
    七福神で夢を叶える(幻冬舎)

◆サロン情報 〒107-0062 東京都港区南青山7-12-31-101 美調正 Tel&Fax 03-6427-3363 http://www.bichosei.com/