米国の家計債務残高はリーマン・ショック時の過去最高に接近

2017年5月14日 コラム ,

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米国の家計債務残高はリーマン・ショック時の過去最高に接近


~…長期金利が上昇してくると
国、企業、個人など色々な分野に問題が起きてくる。
特に、個人(米国)はリーマン・ショック時並みに
負債を抱えていることから影響がすぐに出てくる可能性がある。

歴史的な低金利で家計債務残高は
12 兆 4000 億ドルとリーマン・ショック時の 08 年
12 兆 7000 億ドルの過去最高に迫ってきている。

それを膨らましているのが米自動車ローンで、
残高は 1.16兆ドルに拡大し、過去最高を記録している。
リーマン・ショック時の 08 年 8000 億ドルの 1.5 倍の水準に達しており、
延滞率が上昇するリスクが出てきている。
ある意味、最近、米国市場での自動車販売が不振なのは
こうした過去最高のローン残高が影響しているのかもしれない。…

…こうした現実を見ずに
良い統計ばかりをみて楽観的になっているのが
今の米国株式市場である。
07 年~08 年のときも似たような
楽観論が台頭していたことを記憶している。
過去、最高値の米株式市場を横目に、
債務延滞などの現実をチェックすることが常用になってきている。

このような楽観的なときほど突然、
ノーマークの悪材料が飛び出すことは過去、
よくあることだからである…~

~5月8日配信、塚澤健二先生の第277回「生活防衛の教室」より~


~リーマンショック再来か!?2017年5月8日配信「生活防衛の教室」第277回より~

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塚澤健二

塚澤健二さん

北海道大学工学部卒。
理系出身アナリスト第一期として、日興リサーチセンター、ジャーデンフレミング証券、JPモルガン証券で、23年間にわたりトップアナリストとして勤務。
「本物のプロフェッショナルによる本物の運用の時代」を予期し、07年10月に投資顧問会社T-Modelインベストメント株式会社を設立。ファンダメンタル・アナリスト時代からの「T-Model」分析に加え、物理学を応用し3次元で相場を分析する「T2」モデルを開発。独自の予測モデルによる的確な予測を提供している。著書に『そして大恐慌が仕組まれる』がある。