国民投票という魔物

2016年7月5日 コラム , ,

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国民投票という魔物


~7 月 1 日日経新聞
「大機小機~国民投票という魔物」というコラムが掲載されている。

『今回の投票結果から何を読み取るべきか、少しずつ見えてきたように思う。
何より国民投票が
政治家に利用されやすい危険な性質を持っていることが分かった。

国民投票は、
たった 1 度の投票で国民に賛否の決断を迫る。

大多数の国民は投票のテーマに精通しているわけでなく、
声高な政治家の声に耳を傾けがちだ。

今回の国民投票を決めたのは、
EU 残留を主張するキャメロン現首相だ。

保守党内で EU の不満が強まってきたことへの対抗策として
国民を見方につけようしたと見られている。

翻って日本では 7 月 10 日に参議院選挙がある。
アベノミクスは厳しい局面にあるが、
野党は説得力のある対策を提示できていない。

経済政策は争点にならない。

実は「経済」以外に私たち国民は重要な判断を迫られている。
憲法改正の発議に必要な議席の 3 分の 2 の確保を自民党など改憲派に許すのか。

そうなれば、その先に国民投票が想定される。

「EU って何?」

と検索していたイギリス国民が国民投票で決めた EU 離脱。

日本でも「憲法改正って何?」と検索する
日本国民が国民投票で重大な決断をすることも近い将来、予想される。

イギリス国民も日本国民も、
その後の重い代償を負うことへの意識がないままに決定する
「国民投票」は使い方によってはまさに「魔物」としか言いようがない。・・・


~2016年7月4日配信「生活防衛の教室」第233回より~
コラムの続き、
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塚澤健二

塚澤健二さん

北海道大学工学部卒。
理系出身アナリスト第一期として、日興リサーチセンター、ジャーデンフレミング証券、JPモルガン証券で、23年間にわたりトップアナリストとして勤務。
「本物のプロフェッショナルによる本物の運用の時代」を予期し、07年10月に投資顧問会社T-Modelインベストメント株式会社を設立。ファンダメンタル・アナリスト時代からの「T-Model」分析に加え、物理学を応用し3次元で相場を分析する「T2」モデルを開発。独自の予測モデルによる的確な予測を提供している。著書に『そして大恐慌が仕組まれる』がある。