英 EU 離脱ショック
2016年6月28日 コラム 塚澤健二, 生活防衛の教室, 未来からの警告
英 EU 離脱ショック
~欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票は 24 日、
52%の投票者が EU 離脱に、48%が EU 残留に投票した。
直近の世論調査で残留が離脱を上回り、
また、過去のスコットランド独立をめぐる国民投票や
総選挙の時に的確に結果を予想していたブックメーカーのオッズも圧倒的に EU 残留を予想。
にも関わらず、蓋を開けてみると楽観的な見方と正反対となり、
開票が進むにつれ、
ポンドの対ドル為替レートはオーバーナイトの高値である
1 ポンド=0.16 ドル近辺から 1.34 ドルに沈み、
年初来の高値から 1985 年の「プラザ合意」以来、
約 31 年振りの安値水準に急落。
また、世界同時株安の「英 EU 離脱ショック」となり、
1 日で英 GDP を上回る 3.3 兆ドル(約 330 兆円)もの時価総額が消失した。
「現状維持か、破壊か」。
英国民は今回、「破壊」を選んだことになる。
米大統領選挙もヒラリーが現状維持なら、
共和党の指名獲得を確実にした実業家トランプ氏(70)は破壊。
英国民投票の流れが続けばトランプ米大統領も現実味を帯びてくる。・・・
・・・このように今回の英 EU 離脱は実現まで最低でも 2 年はかかると言われているが、
それなのに何故、世界の株式・為替マーケットはこれほどまでに動揺したのだろうか?
その答えはデリバティブにある。
世界で 2 番目に大きな下落を見せたのがドイツ株式市場。
ドイツ銀行のデリバティブ保有残高は
ドイツ GDP の 20 倍に匹敵する 55 兆 6000 万ユーロ、
円換算で 7000 兆円に膨れ上がっていると言われているためである。
マーケットが動揺すると損が発生し、
ドイツ銀行の損害がドイツ政府にも波及することを想定した動きだろう。
仮に、このドイツ銀行のデリバティブの一部でも破たんすれば、連鎖して世界中に・・・
~2016年6月20日配信「生活防衛の教室」第232回より~
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塚澤健二さん
北海道大学工学部卒。
理系出身アナリスト第一期として、日興リサーチセンター、ジャーデンフレミング証券、JPモルガン証券で、23年間にわたりトップアナリストとして勤務。
「本物のプロフェッショナルによる本物の運用の時代」を予期し、07年10月に投資顧問会社T-Modelインベストメント株式会社を設立。ファンダメンタル・アナリスト時代からの「T-Model」分析に加え、物理学を応用し3次元で相場を分析する「T2」モデルを開発。独自の予測モデルによる的確な予測を提供している。著書に『そして大恐慌が仕組まれる』がある。