５１コラボおすすめbook『ヨガの効果がアップする なりきり･･･ | 51コラボ ― 運がよくなる情報発信

【本書の内容】

◯第1章 なりきり基本ポーズ
意味を知れば効果が変わる
◯第2章 なりきり呼吸法
座ったままで健康と美しさを手に入れる
◯第3章 なりきりチャクラ
自分の身体の中にある神秘の力
◯第4章 ヨガとアーユルヴェーダのつながり
深い関係を持つインドの伝統医療と健康法

２０２０年は日本のみならず世界中がコロナ一色。今までとは違う生活のスタイルや仕事のやり方が私たちに突然のように降りかかってきました。そのような中、専門家と言う方がたの言葉もニュースも様々で、自分自身がそれらの中から取捨選択し、選ぶ力がさらに必要となったのではないでしょうか。今私たちに必要なこと。それは「自分軸」を持ち「他人軸」と融合することかと思われます。

今まで以上に「最近人ごみの中にいくとぐったりする」「人の言葉が気になってしまう」
将来への不安、自分や大切な方がたの健康への心配、これからの将来・・・・。今私たちは試されています！！！自分をしっかりもち、地に足をつけ、今を着実に生き、これからの未来のために歩む第一歩が踏み出すことができるかということが・・・

実はヨガにはそれらのサポートになる力があります。現在ヨガはダイエットなど美容的効果として人気ですが、５千年以上前からヨガは自己の本質に気づき、超越した自己と出会うためのものです。これがヨガの真の顔です。美容効果はヨガの表の顔。またさらにはヨガには裏の顔もあります。

体の固さや年齢、性別などはヨガへの障害どころか、必ずや超えることができるものです。
とくに最近体の切れが今一つと感じている方、将来のことを考えると不安だと言う方、
ヨガは女性のものと思っている方・・・実は人生や体調などへの何らかの悩みを持っている方にヨガは抜群の力を発揮します。

私は学生時代からヨガの哲学に支えられて今に命を繋いできたようなものです。まず初めは幼少期の病弱な体をインドの聖典との出会いで意識にスイッチが入り、結果体も変わりました。その後人生の様々なターニングポイントや苦境に陥った時もいつも私を支え親のようにある時は厳しく、ある時は愛いっぱいに私を包み込んでくれたもの。それがヨガでした。

そのような私の体験が一人でも私と同じように人生に絶望や苦しみを感じている方にぜひとも実践していただきたいもの。それがヨガです。いえヨガは絶望からの脱却だけでなく、自己を飛躍的に引き上げ本来の魂の輝きに気づけるたくさんのヒントを与えてくれます。
ヨガは「つながる」という意味をもつインドの古語です。

その意味からも望む自分と最短でつながることができるための身体的なエクササイズ。さらには精神力を鍛え、人生を盛大に生きるサポートをする呼吸法、禅の語源となったディヤーナ、つまり瞑想法などなど私たちを引き上げる手法の宝庫。それがヨガです。ですから今多くの方の認識では若い女性がおしゃれなヨガウエアーを身にまとい、カッコよく行うもののイメージだけでは大変もったいないと私は常日頃から思っています。

ヨガは日本では聖徳太子の時代。『瑜伽（ゆが）』としてインドに端を発し、中国を経て仏教の経典として輸入されています。さらに時代は江戸時代、白隠禅師という禅僧が寝るだけヨガを彷彿するような臥禅和讃の中で披露しています。ましてや白隠禅師はこの方法で自身の禅病を完治させました。さらに時代は明治・大正・昭和を力強く生き、当時の政財界の重鎮をも彼の理論及び実践法の虜にさせた中村天風。天風の伝えたことはヨガの真髄そのものです。このように日本でのヨガの歴史は今日この頃アメリカからはいってきたエクササイズではないのです。

私は以前よりヨガやアーユルヴェーダ、また世界のヒーリングなどを日本の文化や風習の中で実践しやすいようにお伝えすることをやらせていただいてまいりました。

そしてこの度、念願のヨガをイメージで行うというもの。題して「なりきりヨガ」をおかげさまで出版させていただきました。

～～～～以下「なりきりヨガ」から抜粋～～～～

「ヨガのポーズには必ず動物や自然界にあるものの名前があるということです。私たちは、ヨガのポーズを行うだけで、ポーズの持っている潜在的な力とヨガ（つながること）ができます。

「真似る」のでは「なりきる」こと。これがヨガの効果を飛躍的にアップさせます。
ヨガのポーズを行う時にイメージを心に描くことで身体はそのイメージの通りになっていきます。例えば「樹のポーズ」を行うとき「私はバランス感覚が悪いから・・・」と思ってバランスの悪い自分をイメージして恐る恐るやると、やはり思った通りバランスを崩して倒れてしまいます。しかし、足は根っこ、胴体は幹、手は枝葉、顔は花・・・と思い描き樹になりきってしまうと、しっかりと大地に根を張ったポーズになり、堂々とした樹そのものになりきることができます。そして何事にもめげない自分に出会うことができるのです。
思いを味方にして体に問いかけるように心の声を大切にしてヨガのポーズに取り組んでみると、プラーナと呼ばれる気が動き出し、体中に充満し、エネルギーに満ちた毎日を送ることができるようになります。まずはなりたいものに近いポーズから始めてみましょう。鳥みたいになって、空を自由に羽ばたいてみたい。亀みたいにマイペースで生きてみたい。
自然界の素晴らしい力をどんどん味方にしてあなたのもつ力を発揮して、充実した毎日を送ってご自身の本質を見つけていただければと願っております。

満腹になりきる呼吸（シータリー呼吸）について
おいしそうな匂いに誘われてついつい食べ過ぎちゃう。スイーツは別腹だから仕方ない…そんな自分から卒業しよう！　食べ過ぎることなく満腹になれる呼吸法です。舌を丸めて「シー」と音を立てながら息を吸いこみ、お腹いっぱいになることを想像しましょう。そして吐く息と一緒に食欲も吐き出してしまいます。

この呼吸は、もともと「シータリー（冷却）呼吸法」と呼ばれるものです。この呼吸を行うことで、暑い日にはたちまち涼しくなることでしょう。また、それだけではなく、美味しそうな匂いの店の前を通りすぎる時にもすぐに食欲が収まるという効果があります。そして、ありがたいことに女子に時々出現する「別腹」にも効果があります。やり方はただ舌を丸めて「シー」という音とともに外気を吸い込んで息を止め、その後息をゆっくりと鼻から吐き出すだけです。そう、これを数回やるだけの呼吸法です。

でもちょっと待って！　ただ舌を丸めて「シー」と吸って吐く、もちろんそれだけでもよいのですが、イメージを使うことでこの呼吸がもっと効果的になるのです。自分が満たされているイメージを持ちながら、「シー」という音とともに息を吸います。そして息をしばらく止めている間、満たされた感が身体や心に充満していくのを想像しましょう。そして鼻から息を吐くときは、不満、満たされない感情、イライラもみんな消えて出ていくと想像します。このイメージを持つことで満腹感を得られるだけではなく、ネガティブな感情も吐き出すことができます。食欲も過熱した感情もたちどころにクーリングする呼吸法です。ぜひ一度やってみてください。きっとこの効果に驚くことでしょう。

それから舌が丸まらない人は、歯と歯の隙間から「スー」と音を立てて冷気を吸い込んでいくように行いましょう。