この奇妙な図形が宇宙と人間の秘密を解く鍵なのか?
2018年8月11日 コラム ユダヤ神秘主義, ユダヤ, カバラ, フラワー・オブ・ライフ, 生命の樹
ユダヤ神秘思想「カバラ」、そのキーとなるのは「生命の樹」と呼ばれる神聖図形。
日本を代表しカバラを本格的に日本に紹介した先駆者であり、様々な古代秘儀に興味を持っている人やスピリチュアルの先達に、カバラや古代秘儀の神髄を教えてきた重鎮・大沼忠弘先生によるとこの生命の樹は『この奇妙な図形が宇宙と人間のあらゆる秘密を解く鍵』なのだと言います。
生命の樹(=セフィロト)は、10個のセフィラーと呼ばれる球がある不思議な形をしていています。
カバラにおいてはこの生命の樹をベースに、『ありとあらゆるものが神性の権限形態と見なされ、古代多神教の「万神殿」(パンテオン)を想わされる体系が展開され』ていきます。
カバラの目的は、大沼先生によると自分の全存在を天地の間にそびえ立つ生命の樹に仕立て上げること。
なぜなら、『この木には根もあれば幹もあり、枝も葉も、花も実もある。そのうちどれが欠けても完全な木とは言えない。生命はあらゆる要素を含み、それらがお互いに関連しあって生きているから』(※『』部分、すべて大沼忠弘・著「実践カバラ」人文書院から引用)
この世界には神秘的な形やエネルギーの循環を表したものがありますが、この生命の樹は、そうしたものに照応していたり、内包していたりします。
その代表的なものが、フラワー・オブ・ライフであり、クンダリーニ・ヨガなどでしょう。あるいは、十字架や六芒星、エジプトのアンク、神道の御幣などにも照応をみることができます。
この生命の樹は、様々なものに影響を与えていて、たとえば歴史的なアニメとされる「新世紀エヴァンゲリオン 」のオープニングには、その生命の樹が意味ありげに登場したり、世界的な記号学者ウンベルト・エーコの小説「フーコーの振り子」の章立てに、生命の樹が使われています。
あるいは、2011年のカンヌ国際映画祭でパルムドールという最高賞を受賞したテレンス・マリック監督による映画は「ツリー・オブ・ライフ」とそのものの名前がタイトルに使われています。
この謎めいた「生命の樹」
その秘密に迫る企画が「ザ・シークレット・オブ・カバラ」です。
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8月26日(日)スタート
どんな話が展開されるのか、今からとても楽しみなのです。