イスラエル視察記~その1~★本田健、久米小百合(元・久保田早紀)といくイスラエルの旅
2018年1月13日 コラム

私こと、51コラボの服部は、昨年の12月にイスラエルに今年の5月のツアー「ザ・ホリーランド・イスラエル」のための視察に、同じく51コラボの門脇さんと一緒に行きました。
そのレポートを数回に分けて、遅くなりましたがお届けしたいと思います。
丁度、出発の前にトランプ大統領のエルサレム首都容認発言があり、ニュースでは中東各国が反対の意を表明しパレスチナでデモが行われているという映像が流れていました。イスラエルに行くと皆に言うとほとんどの方が大丈夫?と私もイスラエルは初めてなので、内心、心配になりながらの出発でした。
約12時間のフライトでトルコのイスタンブールにつき、そこで乗り換えイスラエルのベングリオン空港に着きました。
そこで、今回のツアーの日本側の実施旅行会社のホリーランド・ツーリストセンターの石田さんと、イスラエルの旅行会社アミエル社の方が、迎えに来ていただき合流しました。
そして、そのままテルアビブにある「独立記念ホール」に行きました。
テルアビブにある独立記念ホール
イスラエルは今年で建国70周年 初代首相のベングリオンが独立宣言をした場所です。そのベングリオンさんですがとても偉大な方だったという知識が、ほとんどないままその記念館をみたのですが後から、この独立記念ホールの重みとベングリオンさんの偉大さを、感じることになりました。
私は、その時はテルアビブという街が安全なのか?そんなことばかり気にしていました(笑)テルアビブは大都会で日本と変わらない感じつまり、安心して街を歩けるということでした。むしろ、その近代さにびっくりしたほどです。
ロスチャイルド通り
その後は、レストランに入り食事。案内してくれたのはアミエル社のエステルさんという女性の方アミエル社はイスラエルBIG3の旅行会社なのだそうです。エステルという名前は旧約聖書に出てくる人物ユダヤ人の方は旧約聖書から名前をいただくことが多いと聞きました。
食事は魚料理で、あっさりとした感じで日本の方もとても美味しくいただけると思いました。
あっさりしたお魚の料理
その後は車に乗ってネゲブ砂漠というところにある超ド級のクレーター「ラモンクレーター」の崖に建つベレシート・ホテルの視察に行きました。
こちらは5月のツアーで宿泊する予定なのでどんなホテルかを確認しました。まずびっくりするのは目の前に広がる広大な想像を絶するクレーターの絶景です。
「べレシート」とはヘブライ語で創世記を意味しているそうで、まさに地球が生まれた直後のような凄い風景が広がっています。息をのむ風景とはこのことです。この地は雨がほとんど降らないようなのですが、このホテルにはプールがありました。どこからその水を引いているのかわからないのですがイスラエルの徹底した技術に驚かされます。
ホテルも最高級ということで各部屋はラモンクレーター側に向いておりコテージ風な作りになっていました。
べレシート・ホテルで撮影した映像です。
今回の視察では残念ながらそのホテルには視察なので宿泊はしないで別のホテルに泊まりました。比較してはよくないのですがべレシート・ホテルとは格段の差(笑)べレシート・ホテルは欧米人の宿泊が多く押さえることが難しいとのこと今回はイスラエルでも大きな旅行会社に手配をしてもらうのでそれが可能になりました。
別のホテルに宿泊したのですが、そこで夕食をいただきましたが、日本食以外が苦手な食に保守的な私でも、美味しくいただきました。2回イスラエルで食事をいただきとにかく、野菜がすごくおいしいな!と感じたのですが、それも後日理由がわかってきました。
イスラエルの野菜はキブツという社会主義的運営の集団農場で作られているのですが、そこは砂漠や荒れ地をユダヤ人が建国の際開拓して見事な農場に作り替えた場所。野菜は無農薬で作られ食料自給率は100%海外にも輸出しているそうです。砂漠は豊富なミネラルが多く、無農薬で作るのでプリプリ感が!日本の野菜とは数段違う食感です。
同行の門脇さんは、とにかく野菜が美味しい毎回、食事の時間に感動して話していました(笑)
私たちが宿泊したホテルは目の前には集合住宅があり、夜、庭にでてみるとここはあの危険なイメージを抱いていたイスラエルなの?むしろ、どこか出張で、日本の地方都市に宿泊している錯覚さえ感じるほどでした。
時差ボケで早く起きてしまい、ネゲブ砂漠の朝日をホテルの部屋から眺めていました。
宿泊したホテルから朝日を撮影
2日めの午前中は、車中から広大な砂漠を延々と眺めながら続く砂漠の風景にイスラエルは中東だからやはり砂漠の地なんだなと
そして、独立宣言をした初代首相のベングリオンの家に行きました。
どういうことかと言うとベングリオンさんは首相の任期を終えた後、先に述べたキブツという集団農場に入り、砂漠の緑地化に情熱を注いだというのです。一国のトップだった要人が、皆と一緒に農地を開拓したということ、その家は特別に裕福な感じではありません
キブツは社会主義的運営がされているので基本は皆が平等なのです。要人であったにもかかわらず、ベングリオンさんは皆とそこで汗を流し他者と違う優遇を拒否したそうなのです。まさにイスラエル建国の父です。こんな素晴らしい政治家がいたんだなと感動しました。
ベングリオンさんの情熱が、砂漠だらけのイスラエルを緑地化し食料自給率100%にまでした・・・
この土地が元は荒れ地だったとは・・・
やはりユダヤ人は流浪の民として、約2,000年間、世界で差別を受け虐待され生きてきた民族であり、イスラエルを建国しても周囲は、アラブ社会ということもあり絶対にイスラエルの地を守るという並々ならぬ決意をキブツという農場でひしひしと感じました。
それは砂漠から緑地化し豊富な野菜を提供するキブツというその地に立つだけで感じることができるのでした。
ちなみにキブツには、皆で一緒に食べる食堂のみならず学校まであるのですから驚きです。
午後は死海へと向かいます。そのあたりの報告は次回とさせていただきます。お楽しみに!