固有の文化を後世に遺すため、伝承するすべての者たちへの警鐘

2016年5月19日 コラム, NEWS! ,

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固有の文化を後世に遺すため、伝承するすべての者たちへの警鐘


映画『ロスト マンチュリア サマン』・・・  

 本作品は中国・東北地方の旧満洲を舞台に繰り広げられるロードムービーです。約7年の月日を費やし、今現在、消滅の危機にある世界文化遺産の一つとされる満洲族の言語や彼らの信仰する満洲サマン教(シャーマン)の現在の継承のあり方に焦点を絞って撮影されたドキュメンタリー映画です。

 17世紀初頭から20世紀初めまで、中国史上最大領土を支配した大清帝国を築いた満洲民族。自然崇拝のシャーマニズムは満洲族の精神であり、魂でもありました。シャーマンは、この世とあの世を儀式や祭祀によってつなぎ、そして人々や共同体に、生命の活力を吹き込み、平安と秩序のバランスをもたらす役割を果たしています。

 近代中国において、シャーマン文化は文化大革命期に徹底排除されたため、死滅するかに見えました。ほとんどの村では、改革の混乱の中、サマン儀式で使用する道具を捨ててしまったという。改革開放後、ほんの一握りの村で、ようやく再開出来るようになったのです。しかし、たったひと世代の空白の時代を経て、シャーマン文化は危機的な状況へ陥ってしまったのです。満洲族の人口は現在約1.000万人といわれますが、満洲語を話せるのはわずかに20名しかいないと言われています。

 今日、我々はどこへ向かって進むべきか、時代の厳しい岐路に立たされています。この映画はそれぞれの固有の文化を後世に遺すため、伝承するすべての者たちへの警鐘とも言えます。

 作品中では、民族文化が消失しつつある状況に悲哀を感じながらも、存続が危ぶまれる伝統風習を守りぬこうとする人々の苦闘が描かれています。その姿は現代文明の管理社会の狭間でもがき苦しんでいる我々現代人の心の叫びとも重なります。また一方では、高度に情報化された産業社会の中で見失われた人間本来の野生の魂を懐かしい原風景へと導いてくれる作品でもあります。その満洲シャーマン世界の光と影を描いています。

 満洲語や満洲シャーマンの儀式の伝統行事を映画で公開するのは、おそらく本作品が世界初になると思われます。貴重なシャーマンたちの儀式、満洲語で歌われる「神歌」や神話、広大な、またある時は厳しい自然環境の中で彼らの民族としての自己創造の軌跡を詩的な描写により映し出しています。

                     


~TAII Project映像制作部~


★言霊GALAXY(ギャラクシー)99に金大偉氏が登場!
~あなたの願望は何ですか?
願望を実現する人、しない人、何が違うのでしょうか?
今、あなたが発する言葉に
願望実現のヒミツがあったのです。

今まで非公開だった日本語に隠されたヒミツ・・・
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☆金 大偉 監督が贈る魂のロードムービー!
『ロスト・マンチュリア・サマン』Lost Manchuria Shamans
この映画は天空の物語である!
〜失われた満洲民族の原郷と薩満の宇宙の時空を求めて〜

シャーマニズムは、満洲民族の精神であり、魂である!
失われゆく満族薩滿(サマン)、
失われゆく満洲言語
失われゆく文明の悲しみ…

満洲族の音、儀式、文化を描写する文化映像詩!
今に残る最後の満洲族サマンたちの姿を映像美で構成される!
    ↓  ↓  ↓
http://taiiproject.wix.com/lostmanchuriashamans


★アーティスト 
金 大偉氏 Kin Taii プロフィール

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中国遼寧省生まれ。父は満洲族の中国人、母は日本人。
来日後、独自の技法と多彩なイマジネーションによって音楽、映像、美術などの世界を統合的に表現。
様々な要素を融合した斬新な作品を創出している。
音楽CD『Waterland』(’97)、『新・中国紀行』(’00)、 2006年に「道 tao」シリーズ3枚を発表。
また中国の納西族をテーマにした『 東巴TOMPA.』シリーズ3枚を発売。
『The Earth』(’08)、『水郷・紹興』(’10)。
東日本大震災への祈りの組曲『念祷 nentou』(’11)、
『冨士祝祭〜冨士山組曲〜』(’14)などリリース。
映像監督作品は、『海霊の宮』(’06)『水郷紹興』(’10)『花の億土へ』(’13)
『ロスト・マンチュリア・サマン』(’15)など多数。