内閣府は最新の「景気ウォッチャー調査」を発表。同指標は株価の先行指標で政府統計では最も有効。

2016年1月22日 コラム

無題

内閣府は 16 年 1 月 12 日、
「2015 年 12 月景気ウォッチャー調査」を発表。
同指標は株価の 1~2 ヶ月先行指標で政府統計では
最も有効。


・・・また、同指標は 10 ヶ月先の日本の株式市場を占う上でも重要な指標。

同指標は昨年、
「10 月に向けての下落局面」を示唆し続けていたが、
中国の 8 月 11 日から 3 日連続の突然の元切り下げ実施を契機に、
世界同時株安が発生、予告通り、
87 年に起きた「ブラックマンデー」が再現された。

そして、10 月 22 日ドラギ ECB 総裁の 12 月追加緩和発言を契機に
世界の株式市場は持ち直し、
特に、日本市場は 11 月 4 日の郵政 3 社上場のドレッシング買いにより、
日経平均はボトム 9 月 29 日 16901 円
→ピーク 11 月 27 日 19994 円まで+18%と他市場よりも反発した。

11 月以降、
『ただ、以前から指摘してきたが、
今回は 87 年「ブラックマンデー」型の底入れパターンだとすると、
ここからは「3 番底」のダメ押しの反落の可能性がまだ残っており、
注意が必要だろう。』と指摘してきたが、

2016 年大発会からの戦後初となる
日経平均 6 日続落(これまでの最長は 4 日連続)は
最悪の連敗記録を作ってしまったが、
「3 番底」のダメ押しの反落が遅れて訪れた要因も大きい。・・・


・・・ここにきて強気のコメントがマーケット関係者から聞かれなくなってきたが、
それは逆に、株価底打ちが近い将来訪れるシグナルと考えて良いだろう。

上がれば強気、下がれば弱気の市場関係者が多いためである。

騰落レシオは 1 月 12 日 57%まで下落し、
12 年 6 月 4 日以来となる 50%台。

アベノミクス以降、過去 3 回 70%割れの騰落レシオを経験しているが、
いずれもその 70%割れを経験した月に日経平均は大底を付けている。

今回も 1 月ボトムとなる可能性が高まっているとのシグナルであり、
ここからの下げ局面は注意すべき段階にきているのではないだろうか。

来週、1 月 28 日~29 日に開催予定の
日銀の金融政策決定会合では無風がコンセンサスだったが、
これだけの株安・円高で追加緩和の思惑も出始めており、注目される。

14 日に 10 年物国債利回りが一時、
0.19%と約 1 年振りに過去最低水準を更新したのも、
その思惑が背景にあると思われ、
黒田日銀総裁の決断が待たれるところである。~

~2016年1月18日配信「生活防衛の教室」第211回より~
コラムの続き、
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塚澤健二

塚澤健二さん

北海道大学工学部卒。
理系出身アナリスト第一期として、日興リサーチセンター、ジャーデンフレミング証券、JPモルガン証券で、23年間にわたりトップアナリストとして勤務。
「本物のプロフェッショナルによる本物の運用の時代」を予期し、07年10月に投資顧問会社T-Modelインベストメント株式会社を設立。ファンダメンタル・アナリスト時代からの「T-Model」分析に加え、物理学を応用し3次元で相場を分析する「T2」モデルを開発。独自の予測モデルによる的確な予測を提供している。著書に『そして大恐慌が仕組まれる』がある。